コロナウィルスによる緊急事態宣言や家庭の事情で制限の多い生活が続き、気がつかないうちにストレスを溜め込んでしまっていませんか?
その原因は心身への癒しが不足しているからかもしれません。おうちで一番簡単にできるストレス解消法といえば『お風呂(入浴)』です。
今回は特にストレス解消に効果的なお風呂の入り方を紹介するので、毎日の入浴法を変えて、日々のストレスをしっかり解消していきましょう。
自分をいたわるのがストレス解消の近道
自宅にいる時間が増えると、職場や学校の人間関係のストレスから解放される反面、今までとは違ったストレスを抱えてしまう人が増えてしまうのですが、実はこのストレスに気づいていない人は多いそうです。
例えば、家族のためにすることが増えて負担に感じていたり、ニュースなどを見て不安や不満を抱え込んでしまっているなら要注意です。オンライン飲み会の強制や外出ができないもどかしさなどもそうですね。
こういった場合にはまず、自分だけが大変だと思わず「みんな同じようなストレスを抱えているんだ」と思うと気持ちが少し楽になります。
思うようにいかなくても自分を責めず、甘やかしてあげることも大切です。また自分に合う解消法を見つけることも重要です。
自分を癒す時間や運動、栄養の不足もストレスを生み出してしまいます。今回は自分を癒す時間の一つに該当する『お風呂の入り方』について紹介しますが、それ以外にも3つの中から自分に足りていないと思うものを積極的に取り入れてみましょう。
良い汗をかくには毎日の入浴が肝心
汗には実は『良い汗』と『悪い汗』が存在します。良い汗をかくには毎日の入浴が肝心です。特に、運動不足で汗をかく機会が減っているのであれば、後ほど紹介する良い汗をかく入浴法を実行してみることをおすすめします。
ベタベタした悪い汗になる理由
汗を分泌する汗腺は、血液から血球を除いた『血しょう』を汲み取り、汗として排出しています。この時に汗腺では、体に必要なミネラルなどを含んだ血しょうを一旦血液に戻す働きが行われるのですが、これが正常に働かないと、ベタベタとした悪い汗になってしまうのです。
そこで、今回紹介する汗腺を鍛える入浴トレーニングを行うと、汗をかく機能の働きが正常になり、サラサラとした無臭の良い汗がかけるようになります。良い汗をかく事は、心がリフレッシュするだけではなく、気になる汗のにおい対策にも繋がります。
汗腺を鍛える入浴トレーニング
シャワーだけで済まさない
今回の入浴トレーニングのポイントは、肘から先と膝下を温めることです。
まず、浴槽に43~44℃のお湯を浅く張り半身浴をします。10~15分ほど浸かって温まったあと、ぬるま湯を足した36℃程度の湯船で全身を10~15ほど温めましょう。
入浴剤を入れる
入浴時に入浴剤を加えると、良い汗の分泌効果をさらに高めることができます。特に体の温まる成分が多く含まれている入浴剤がおすすめです。
入浴剤を入れることで温浴効果が高まると、体を芯まで温めながら血の巡りを促してくれるので入浴トレーニングにピッタリです。
これに加えて、自分好みのリラックスできる香りのものを選んでおくと、心までリフレッシュすることもできます。
天然由来(オーガニック)のものを選ぶ
特に夏場はですが、たとえ室内にいたとしても、あせもや日焼けなどの様々なトラブルが肌を襲います。これに対して、自然由来のものや保湿成分が配合されたボティソープや入浴剤を使用して、ダメージから肌を労わることが大切です。
ただし、合わない成分を含んだボティソープや入浴剤を使うと反対に肌に負担をかけてしまうこともあるので、その点には注意しましょう。
汗が蒸発するまで衣類を着ない
入浴後すぐに衣類を着ると、汗腺が閉じて体温調節がうまくできなくなってしまいます。それに加えて、肌トラブルの原因となってしまうこともあります。
お風呂から出たあとはタオルで体の水気をしっかりと拭き取り、皮膚に残った汗が自然に蒸発するのを待ってから衣類を着るようにしましょう。
エネルギー代謝をよくする飲料で水分補給
お風呂上がりといえばキンキンに冷えた牛乳やビールを飲むというイメージが定着してしまっています。
しかし、入浴後すぐに冷えた飲み物や食べ物を摂取すると体が発汗を急に止めてしまうので、あまりよくありません。
お風呂上がりは、汗腺の機能を高める『生姜湯』やエネルギー代謝を上げる『黒酢』や『リンゴ酢』を割ったドリンクで水分補給し、汗腺機能をさらに高めましょう。
後書き
以上が、ストレス解消に効果的なお風呂の入り方の紹介となります。
日頃の社会での疲れや、シーズンの気候によるストレスは心身に大きく響いてきます。今回紹介した入浴法で、毎日リフレッシュして綺麗な自分で明日に向かいましょう。